メンズカットはメリハリ命

男性のヘアスタイルでの悩みで多いと感じるのが

 

頭が大きく見える。

 

 

思い当たる人もいるかと思います。

 

 

昔はもうちょっとコンパクトだったのになんだか四角いシルエットになってしまいがち。

これは頭の形に大きく左右される部分です。

 

 

これは年齢を重ねることで頭蓋骨が大きくなって来ることで皮膚がつっぱり今まで上方向に向かって生えていた根元が横方向に向かって生えていくことで、いわゆる「ハチ」部分が張ってスタイルが横に膨らんで見えてきてしまうこと原因の一つと考えられます。

 

頭頂部の髪の毛の立ち上がる力も弱くなると余計頭頂部が平べったく見えて大きく見えがち。

 

 

なので解決策としてはトップを立ち上げハチ周りをタイトにしてメリハリのあるスタイルにすること。

 

 

 

 

 

後頭部とサイドが共に膨らんでいてクセも相まり大きく見えてしまう部分をカット。

 

 

 

 

このようにトップは立ち上げて襟足は短く、後頭部はボリュームを適度に残すと横から見るシルエットがひし形になることでメリハリのあるバランスの取れたスタイルになります。

 

 

 

 

 

こちらは襟足の生え際の幅が長めでハチも膨らんでいます。

襟足の生えている部分の幅も人それぞれ違うので、襟足ばかり早く伸びてしまう方は幅が長めです。

 

 

 

横から見たシルエットもトップから襟足にかけてまっすぐくびれが無いことでモサっとした印象になりがち。

 

 

 

 

 

襟足をしっかり刈り込んでトップを立ち上げて後ろからのシルエットもトップ〜サイド〜襟足のラインをひし形シルエットに。

 

 

 

 

 

横からのシルエットもバックのボリュームが出ているポイントと眉毛の生えている骨を一本で結んだライン状にひし形の角を作るとバランスが整います。

 

 

ヘアスタイルは髪型だけでなく骨格も大きく影響するので、これが同じ髪型、長さでも人によって違う印象になる要因。

一人一人に「似合わせ」ることが大事。

 

 

 

 

 

 

こちらはカット前の状況ですがこの時点でひし形シルエットになっている！

けどハチから下の短い部分は前回かなり短く刈り上げた部分なのですが、伸びてメリハリが少しなくなっている状態。

 

 

 

 

頭頂部とハチ周りは毛先を整えるだけで量を中心に減らして、周りをしっかり刈り上げ。

それだけで印象が引き締まります。

 

刈り上げ部分も下の部分は特に短くして白っぽく見えて徐々に頭頂部に向けて色を濃くしていくことでグラデーションがかかるとよりメリハリがでてきます。

 

 

 

 

 

こちらは伸びきってシルエットが長方形になり量も多くて野暮ったい印象になってしまっています。

 

 

 

 

もう見るからにイメチェン。

量をしっかり取ってクセを生かして毛束感がしっかり出るようにスタイリングするとこんなに違いが。

 

 

 

 

このように男性のショートヘアは骨格・髪質・生え方など色々な条件からかっこよく見えるバランスを探して切っていくことがとても大事。

そのバランスの黄金比が骨格を含めた髪型をどの角度から見てもひし形にすること。

 

こうすることでメリハリのあるショートスタイルになります。

 

 

ひし形も等間隔に角のトランプのダイヤのようなひし形が王道ですが、角を上下させることで変形のひし形シルエットにすることでまた印象を変えることができます。

流行っている髪型でマッシュがありますがマッシュは丸いシルエットですね。

 

 

このように「伸びた分カット」という場面でも「ばっさりカット」でも色々考えながら切っているというお話でした。

 

 

 

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