ホームカラーとサロンカラーの違い
2018-02-10 (土)
ドラッグストアには目移りするほどのカラー剤が・・・
鏡を見るとキラッと光る憎いヤツ・・・そう、白髪。
気になってしまったらもう頭の中はそればかり。
「気になるけど美容室行く時間ないしどうしよう」なんて悩んでいると目に飛び込む商品棚。
ズラーっと並ぶカラー剤。
スモーキーピンクにハニーブラウン、ツーンと嫌な匂いを抑えるマスキング処方で快適なカラータイムを、誰でもカンタン白髪染め・・・
魅力的なキラーワードが続きます。
サロンカラーとホームカラーの違いに落とし穴が
サロンカラーとホームカラーの違いは何個かあります。
- 混ぜ合わせる2剤
- 香り
この2つが重要ポイントです。
カラー剤は1剤と2剤に分かれていて混ぜ合わせることで効力を発揮します。
ざっくりとした説明で1剤は髪の毛を明るくする作用と色味を出す薬。2剤は混ぜ合わせることで1剤の効果を引き出す薬。いわゆる消毒液と一緒のオキシドールです。
2剤は日本の薬事法で6%、3%と決められた濃度があります。
サロンカラーではこの2剤(オキシドール)を髪の状態に合わせて濃度を変えてダメージ対応や色の出方を調整したりするのですが、ホームカラーだと6%のみ。
例で言うと前回のカラーから1ヶ月程経ち根元暗いの気になるし毛先が少し色抜けして黄色っぽいのが嫌だけどキレイにしたいな〜という状態。
サロンカラーは美容師側が選定して根元は6%、毛先は3%を使おう!となりますが、ホームカラーだと根元から毛先まで6%で塗ってしまいダメージが進行。
もともとのダメージが強い場合だと
指が通らない!なんてことになる危険性も。
他にも根元と暗い部分と黄色く抜けた部分をブラウンにするために、根元はブラウン、毛先は黄色を消すためにブラウンにパープルを混ぜて黄色味を打ち消すように色味をMIXするという方法を取ったりとそういった技術的な面でも大きく違ってきます。
香りもサロンカラーはツーンとして鼻につく匂い、ホームカラーはいい香り。
その違いは1剤に含まれるアルカリ剤
アンモニア・・・揮発性。脱色と発色に影響を与えたら揮発して髪の毛に残留しない。揮発する際、刺激臭がある。
モノエタノールアミン・・・不揮発性。脱色と発色に影響を与えてからも髪の毛に残留。揮発しないので刺激臭がない。
アルカリは髪の毛の様々なダメージ原因の中で大きな割合を占める部分で、SaludHairではカラー、パーマ、縮毛矯正後は残留成分を除去する工程をしっかりさせてもらっています。
アルカリが残留したままだと数日感髪の内部は不安定な状態で髪の最適なpHは5.5に対してアルカリ寄りになることでキューティクルが開きっぱなしで内部成分、水分、脂質の流出でダメージ。色味流出による色抜けが起こりやすくなります。
なので薬剤の刺激臭はとても大事。
大事なのは薬剤以上に正しい工程を行うこと
ここまでかなりざっくり簡潔な薬剤についての説明でしたが、一番大事なのは人それぞれ違う状態の髪の毛に対しての薬剤選定、塗る順番、放置時間の設定、残留成分除去だったりします。
たとえアッシュやグレージュと言った固有名詞があっても、その色味を出すために一人一人の髪の状態に合わせて塗り方、薬の選定が全然違ったり、白髪の量でも薬を変えたりも必要です。
ホームカラーとサロンカラーの棲み分け
あるアンケートではホームカラーのメリットとして
- 価格が安い
- 好きな時にできる
この2点が大きな理由に挙げられています。
全くその通りで大きなメリットだと思います。
しかしそれでもダメージだったり、根元が明るくなりすぎて毛先が真っ黒になったりといった失敗もリスクも付きまとうので個人的にオススメしている使い方は
TZONEーColor
大体気になり始めるのは分け目と結んだりした時に見えるコメカミやもみあげの部分。
図で描いた分け目の前髪の生え際をTゾーンとして赤く塗っている部分のみにカラーを塗って次のサロンカラーまでワンクッション置く。
こうすることで見える(見られる)範囲はカバーできて次まで我慢できるし、ホームカラーのデメリット部分を無くしメリット部分が強調されます。
一番いいのはお店でやることですがWWW
なのでまだリタッチするまででも無いけど見える部分なんとかしたいという時はSaludHairでもTゾーンカラーをやっているのでお問い合わせください。
ポイントカラー料金でやっています。
上手に付き合ってキレイなツヤ髪を目指しましょう。