強力な縮毛を酸性縮毛矯正で扱いやすく
2025-02-09 (日) 田巻 佑介
酸性の縮毛矯正が本格的に登場して約20年。
過去にはパワーが弱すぎたことと、扱う側の美容師が使い方を理解しきれていなかったことがありあまり芳しい結果がでなかったのですが、カラーを繰り返しやっていくことやアイロンの日常的な利用により、以前に比べて平均ダメージレベルが上がっていることにより酸性縮毛矯正の出番が飛躍的に上がり、薬剤の向上も相まっていい結果を得られるようになってきました。
10年前に矯正について情報を読み漁り、講習を受けに行ったりしたことも今に繋がってきていると実感しています。
かなり強めの波状毛と縮毛の髪質でカラーも繰り返しているためダメージレベルも高い方。
以前だとパワーの強いアルカリ性の矯正剤でやっていたのですがやはりダメージが進行する怖さもありましたが酸性矯正だとある程度恐怖もなく扱いやすくすることができるようになりました。
どこまでツヤ感を求めるかにもよりますが、更にツヤを求めるのであればアルカリ性矯正剤に勝るものはありませんが、「髪とのキャッチボール」といいますか、どこまで耐えられるか、どこまで求めるかということを事前のカウンセリングで診て聞いて話して着地点を決めることが最重要になってきます。
写真のように癖がある状態からキレイに扱いやすくなっているの確実で満足のいく結果ですが、キャッチボールで行き違いがあると、一転大失敗と捉えられることになります。
求める結果がツヤツヤのもっとストレートだったら失敗だし、元より扱いやすくキレイになってくれれば成功。
ただダメージとのキャッチボールを失敗すると返ってきたボール（結果）は更なるダメージで帰ってくることに。
もしくはお客様との会話のキャッチボールで相違があると「もっとツヤツヤにしたかった」となればキレイになっていても失敗になってしまいます。
ダメージをさせてしまう結果が1番の失敗になるので、そこは相談しながらいい結果が得られないことが可能性として高いのであれば着地点をどこにするか、やるのかどうか、見切り発車で出たとこ勝負するのか。
個人の考えとしては、見切り発車で施術した結果ダメージしてしまった、結果が伴わないことが一番よくないと考えているので出来ない・経験上いい結果が出ないのであれば断ったうえで別のご提案ということで施術を薦めさせていただいています。
お金を戴いて施術で返す美容室の基本の考えと思ってまずはお客様とのキャッチボール！
キャッチボールの例えあってるかな？
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